23/1/15 西都原エンデューロ2023
3年ぶりの開催となった西都原エンデューロに参加。久しぶりの開催となったものの県外からの参戦も非常に多いと感じる。が、後々の話を聞くと例年より参加者は少なかったそう。
とはいえ宮崎では一番大きく盛り上がる大会なのには違いない。今回も県外からもたくさんの選手のエントリーがあり大いにビビる。強い選手が多数みられるので上位フィニッシュも難しいかもしれない。
一番強いと思われる選手はかずま少年で彼を逃がすと下手するとラップされちゃうかもなんてことを思ってしまう。
当日は雨が心配されたが、朝には止んで天気はもちそうな感じ。路面はウェットだがレースが進むにつれて乾いてきそう。気温は上がりこの時期にしてはかなり温かい。なのでウェアは冬用アンダーにチームワンピースを着るのみの軽装にて出走することにする。自分にとっては非常に走り易いコンディションで嬉しい。
レースはパレードラン後にローリングスタート。スタートで二人の選手がアタックして飛び出していくのが見える。2人だったこともあり、かずま少年も集団にいるのでここはステイを選択。そもそも1人で行っても芋ほり確定だし、仮に運よく追いつくことができたとしても3時間も少人数パックローテできる走力は自分にはない。
2周目の坂で前の二人が見える状況だったのでまだ大丈夫かなと感じる。そこから津末の選手が1人で追走に行く。スピードがあり強そうな選手だなとは思ったのだけど、自分の位置からだと追走してもこれまた芋ほり確定ぽかったのでここもステイ。やはりかずま少年が集団いることはかなり大きい。
そんなかずま少年は徹底的にマークされている。それを嫌がっての強烈なアタックにてペースの上げ下げが半端なくなってきて反応するのに精一杯な状態に。
ラップタイムを確認すると5分前半で走行したり5分後半で走ったりしてバラツキがやばい。これは逃げてる側からするとめちゃめちゃ美味しい展開なのでマズイかも、、と思っていると5周経過ぐらいで早くも1分以上の差が開いているとの情報が入ってくる。前がたった3人にも関わらずこれは速い!
集団は当然逃げてるチームはローテに加わらないので、そこを飛ばして他の選手がローテに積極的に加わらないと途端にペースが下がってしまう状況。これはまずいと可能な限り先頭でペースを作ろうと頑張る。なので、ときどきかずま少年の鋭いアタックがあると堪える。ぶっちゃけやめてほしいが、正直ああにまでピッタリ貼り付かれると無理やりにでも引き剥がしたくなる気持ちはよくわかる。
先頭は数人しか状況を把握してないようで追走の意思のある選手がいない。そのため、じわりじわりと差が開いていく。何とか協力を得たいが、後ろに下がって様子をみるとローテして追わなければならない他の選手がローテを止めている状況。鹿児島のささきさんやおおやまさん達にも状況を話して協調体制をとろうとするが如何せん人数も少ない。そのくせ何故か意味不明のアタック?しては直ぐに戻ってくる若輩者もいたりもイライラが募る。
仕方ないのでペースを一定に保つべく先頭を可能な限り牽くがそれでもじわりじわりと差が開き自分の走力ではどうにもならず。
1時間半ぐらい経過したところで2分ぐらいまで差が拡大してしまった。それでも前は3人と少ないだけに中盤以降はかなり辛く、徐々に落ちるはずと思っていたが、集団はさらに6分弱までペースダウン。自分も引率する力がなくあまり前を牽けなくなってしまった。
あとでデータを見直すと1時間30分ぐらいまではそこまで悪くないラップタイムで周回していたが、13周目以降はガクッとペースが落ちている。自分が力尽きてきたタイミングでもあるので、まだまだ力不足は否めない。
中盤でかずま少年が何人かをマークを引き連れてアタック。ここは自分的にはもはや上げ下げする力は残っていなかったし、宮崎県勢としても上位獲得して欲しかったので反応せず、、というか反応できる力もない。。何周か姿が見えなかったので、このパックも決まったかな?と思ったが何周したのちに集団に回収される。どうやらこの第2パックでもローテが機能しなかったっぽい。
どんどん差が開く一方にて逃げてる3名はめちゃめちゃ強い。3名しかいないのに。。これは全くの力及ばず状態にてどうしようもないなと万事休す。
残り1時間過ぎからは自分の脚も売り切れてしまい、しばらく脚を休めて最後の数ラップに仕掛けようと思う。
スローな展開が続いていたので残り3周のタイミングで坂区間で飛び出しを図ってみる。
力の限りダンシングしたら脚が攣ってしまい、マジか、、と思ったけど、幸い放置されたみたいで飛び出し成功→何秒かのアドバンテージを得る。
後ろには1人延学の子が付いている。「行きますか?」と聞いてきたので、大人な対応にて「頑張ろう!」と声をかける。ギャップを広げるもしくはキープするためにも可能な限りの力で前を牽くが全然加速しない。なので下りであっさりと吸収され失敗。。後続も追っているような感じではなかっただけにあまりの力の無さにがっくりと凹む。
後々のデータをみるとこの周を含めた残り3周ラップタイムは6分弱とかなり遅い。単独で5分30秒ぐらいで周回できれば集団からは抜け出せれたはずなので、タイミングとしては非常に良かったはずだが、肝心の走力が全く伴っていなかった。
残り2周目は集団内はスプリントに備えているのか瀕死なのかは分からないけど全く動きなしの状態にて最終ラップへ。
最終ラップの坂区間に突入。アタックかかると思ったけど想定以上に静か。これは行けるかもと再度アタックするも脚攣りの状況は改善しておらずちょこっとだけペースアップしたのみで効果なし。
ただくろきさんが先頭に出てくれて牽いてくれた。本当にありがたく着だけでも取りたいと思う。下り後のバックストレートもくろきさんが牽いてくれたので位置取りを上手くこなすことに成功。最終コーナーを回って、スプリントのタイミングを図る。行くべきか判断に迷っていたら右側からギンリンの方が強烈に加速。慌ててスプリント?を開始するが、あっという間に離されてしまい4番手ゴールは遠ざかる。それでも一応この状況も想定して練習はしてたのだからと、最後まで力の限りもがいてゴール。
結果:総合10位
最後のスプリントは実力差がありすぎ、どうあがいても勝てない状況だった。それだけに着を狙うにしても早めに捨て身で動くことが必須だったみたいだ。ただ今回は残り3周とラストラップで仕掛けてはいたのでその辺の悔いはない→独走力も全くといっていいほど欠けていたのけど。西都原エンデューロについてはこれまで不完全燃焼なレースが多かったので今回はこの点についてはかなり満足。が、かなりの実力差を見せつけられてしまった。
逃げ切りの3選手は本当に凄いと思う。自分も今回のような勝ち逃げを打つのが理想というか目標なのでレース展開に絡めるよう引き続き練習に励みたい。
レース終わって今回のもう一つの大事な目的だったGiant Propelに試乗。西都原レースコースを贅沢に2周ほど走らせてもらう。
乗った感想としては、まずサドルが高い。。(フレームXSで一番下まで下げてもらったのにかかわらず)。。あとはDi2変速スムーズの凄さ!。
フレームはガチガチなのかなと思ってたけど結構バイクも振りやすくダンシングの感触も良かった。空力については高すぎるサドルやレース疲労のためにスピードが全然出せなかったこともあり優位性を感じなかった。
ディスクブレーキの引きは軽く快適。車体の重さについては自分のTCRと対して変わらず、乗った瞬間に軽い!と感じることはなかった。
これは乗り換えても大して変わらない疑惑が、、おそらく空力についてもディープホイールと一緒で45㎞/h以上で巡行できる力がないと性能を引き出せいような気がしないでもない。自分にはTCRの方があっているのもしれない、、というか現行TCR仕様の脚になっているのだろう。後は価格。。仕事頑張らねば、、ロードのような機材スポーツは経済面を含めてすべてが実力として反映されるんだなってのを改めて感じた。
年代別入賞でいただいた野菜が嬉しい。試乗終わっていただいたGiantステッカーもGiant
ユーザーとして嬉しい限り。来年も開催されますように。
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