22/6/26 2022全日本自転車競技選手権ロードレース 男子マスターズ40_49

  2022全日本自転車競技選手権ロードレース 男子マスターズ40_49  

 リザルト:総合37位 年代17位 (Top+3:33遅れ)


 今年の前半戦最大の目標として設定してきた同選手権のマスターズ大会に参加

 参加しようと思った一番の動機は今年も広島コースでの開催だったから。宮崎から車で移動できる範囲内だし、過去に同コースでのレース経験もあり自分向きのコース設定はチャレンジしてみる価値があると感じエントリーした次第。九州チャレンジで同カテゴリ10位という結果にて参加資格もゲットできただろうというのもある。(※結果的に、参加資格は年齢とJCF登録をしておけば問題なく参加できたのだが)

 実は過去(当時35歳)にエリートにて岩手で開催された同大会に出場したことがあるのだが、わずか4周回でDNFという結果にて、いつかもう一度チャレンジしてみたいと思い続けていた。しかしながら再び全日本選手権出場資格を得る結果を出すことが出来ず、いつの間にか40を超える年齢にて全日本への想いは完全に失せていた。

 そんなときに昨年よりマスターズカテゴリ開催が始まることを知り、これであればもう一度チャレンジできる!と感じ今年もマスターズカテゴリが開催されるなら出場しようと心の中で決めていた。幸い宮崎県においてもJCF登録にてチーム「Blaze Miyazaki」に所属する機会を得たので、出場する母体となるチーム所属にも恵まれる。年齢的には44にて同カテゴリーなら若い部類に入るしチャンスのあるうちにチャレンジしないと後悔すると思ったことも大きい。

 今年の開催が決まり、とにかくこの大会をターゲットに練習を積み重ねることに。5月ごろにようやく要項が発表され、その時は8周回98㎞のレース距離にてアナウンスされる。約100kmは完全に自分のトレーニング領域を超える距離だったので、慌てて走り込みを実施し始める。結果的にベースを再構築するきっかけになったのでこれは非常に良かったと思う。
 なので基本的な練習内容としては、有酸素能力の向上を狙って可能な限り走るというのが練習。カロリー消費も増やして減量もできればと思い、強度より練習時間=長く乗ることに重点を置いて備える。強度の高い練習は金曜のランバー練ぐらいにしておき、後はひたすら走るというシンプルなもの。広島まで行ってDNFという悲しい結果だけは避けたかったので、距離に対する耐性を優先して練習する感じ。
 その練習結果としては、ここ数年でもっとも調子が良いといえるほどに仕上げることができた。体重こそ62.5㎏と目標の60kgには届かなかったのが心残りだが本番に向けてはマイナス思考は避けて絶好調だと言い聞かせて臨むことにする。

●レース前日
 大会前日の6/25(土)早朝6時に宮崎を出発して、ノンストップ作戦を敢行し6時間ジャストで会場へ到着。今回は補給要員がいなかったので、やーぼーさんのつてを頼ってファンサイクルのあらがみさんを紹介いただき、さらに現地にて補給係のまっきーさんをご紹介いただく。これは今回非常に重要なポイントとなった。

 試走は土曜に実施。U23のレースが終わったころから降り出した雨の中、ウェット路面での広島コースを試走する。やはりかなりテクニカルなブラインドコーナーが何度も出てくるのでウェット路面だと正直怖い。コースついては過去に2度走ったことがあるので、走っているうちに何となく思い出してくる。初回走る方にはなかなかハードルが高いコース。とはいえ速い人は最初から速いのだろうけど。
 強度を抑えめに2周ほど走ったのだけど、NP226Wとのことで正直疲れてしまい消耗する感じ。タイム的には全く速くないのにかかわらず、想定上に疲弊してしまったのでレース強度を考えると大変心配になってしまった。が、いまさらどうこうなる問題ではない。。翌日のレースは、まずは安全第一の完走を目指し、次に先頭グループでの完走、最終局面に生き残ることができたならスプリントは考えずにアタックすることを誓う。

●レース当日
 天候は曇り。気温は思ったほど高くないが、晴れてくると暑くなりそうな気配。
 かなり緊張してくる。周りをみると皆引き締まった体にて不安しかない。これ本当に完走できるのだろうかと思い始める。。
 車検では、サドルが規定に引っかかり動揺。可能な限りサドルを後退させるが、ロードにおいてはチビ短足に人権がないことを思い知る。なんだかんだで無事車検を完了する。
 その後、前日にご紹介いただいたまっきーさんに補給を渡してスタンバイ。
 定刻8:00にレーススタート。

1周目18:48(NP282W)
 30-39及び40-49カテゴリー混走87名の中段ぐらいからスタート。
 スタート後はまずは下り。安全に安全にと念じながら下る。ブラインドコーナーで先頭が見えず結構後方に下がっているなと感じる。坂区間でポンと前に出ようと思うけど、坂区間も強度が高く上がれそうにない。
 そうこうしているうちに1回目の3段坂が始まる。いきなり苦しく余裕がない。集団後方でクリアしたがこれは2周目もこのペースで上がられると千切れるかも・・と覚悟をする。ラップを確認するとNP280を超えており、1周目からピンチだと悟る。

2周目18:50(NP266W)
 帰ってきたホームストレートでペースが緩んだので可能な限り前に上がって下り区間に入る。3段坂については強度がかなり下がった感じにてホッとする。このぐらいなら何とかなりそう。

3周目19:04(NP272W)
 比較的落ち着いて下りをこなす。が、ギアが飛びが発生しガチャガチャさせてしまい、後方の方から怒られる。すみません。。
 集団後方に位置していたので、もう少し上げたいなと思いながら下りをこなすしてら、三段坂手前のコーナーにて2車ほど前の選手が落車してしまう。選手が目の間に迫るが、落ち着いてブレーキして冷静に避けることが出来た。けど、集団後方で中切れする形にて復帰するまでにダメージ大。力に余裕があれば問題ないのだろうけど、集団に必死にしがみついている状態の自分にとってはここで大きくダメージを蓄積させることになってしまった。

4周目18:57(NP262W)
 レースは前方で逃げも出来ているらしく少し落ち着く。とたんに暑さを感じ始める。ボトル中身の消耗も想定より多い感じ。予定より早いタイミングだったが、ボトル補給のまっきーさんがしっかりとボトルを準備してくれていたのですかさず補給。後々考えるとここでボトルを取っていなかったら完走すらできなかっと思う。

5周目18:44(NP264W)
 無事にボトル補給が出来て回復に努める。50名弱ほどの集団で人数が多いのだが、後方が定位置化してくる。本当は前に上がりたいのだけど、余裕がないので無理。
 3段坂の強度は一定ペースな感じでついていくが、展望台の坂で前方にてペースアップで一気に強度があがる。集団後方に位置しているので坂の頂上付近でやや中切れ気味に。周りの方と協調して何とか集団に復帰するも、これは千切れるのは時間の問題かもとかなり弱気になる。

6周目20:09(NP243W) 
 3段坂の1段目にて前で仕掛けがあり、グッと強度が上がる。力の限りダンシングで粘るが、1段目で千切れたっぽく無念、、、と踏みやめたら2段目でペースが緩んだらしく、集団との差が縮まり復帰チャンスが。そのまま3段目も必死で追うけど、5秒もないぐらいのギャップを詰める自脚が残っておらず、展望台の坂で完全に脚が終わって今度こそ千切れる。
 一人ではどうしようもないのでとにかく完走のためのパックを作ろうと同志を募って5名ほどのパックを形成する。
 のちにデータを振り返ると先頭集団も展望台の坂後は強度が落ちたらしく、あと少しの我慢と気合が足らなかったよう。とはいっても、心拍データからは限界が見て取れるし、無い脚は無いのでどうしようもない。
 
7周目21:23(NP233W)
 完走のためのパックは形成したものの、序盤の下り区間から全くスピードに乗らず明らかにスピードダウン。集団走行の偉大さ、どんだけ集団に依存して走っていたか、個人の力の無さを再認識させられる。
 6~7名ほどのパックだった記憶だけど、マスターズなので言わずもがな皆ローテで協力して完走を目指す。3段坂も苦痛以外の何物でもないがこれが最後だと思うと嬉しい。展望台の坂を上りきってレース終わった感あり。ホームストレートでちょっとだけ40代の順位争いが始まったので、一応残った力でもがいて終了。

 30代と40代カテゴリー全体で37位。年代別で17位というリザルトだった。

 正直もう少し良いリザルトを期待していたのだけど、レベルが想定以上に高かった。少なくとも2021年の西日本チャレンジマスターズより遥に高いレベルにて全国への壁を感じたところ。参加者は皆社会人であり、それぞれしっかりと仕事と練習を両立しているのだろう。リスペクトです。
 以前にJBCFのE1レースに参加したことがあるのだけど、レベル的にはあのぐらいか?。優勝するためにはE1で優勝する力、最低でも優勝争いをする力が必要だということ。正直自分にはそんな力は無いのはもちろん、若かりし頃もそんな実力無かった。非常にというかめちゃくちゃハードルが高いといえる。
 とはいえ、レース自体はとても楽しめた。集団の後方にしがみつくだけの状態にて決してレース展開に絡むことなく終わったのだが、落車することなく苦しみ続けながらの完走は悪い結果ではないと思っている。次へのレベルアップにつなげたいし、またチャンスがあればぜひともチャレンジしたい。全国レベルのおじさんは本当に強かったです。マスターズとしてはまだ2回目の開催だったので、来年はさらにレベルと思われる。仕事を放棄して頑張ろうと思う。・・・いや、仕事も頑張りながらチャレンジしていこう。




 

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